八代将軍吉宗ゆかりの
ふう
「楓」
- 「楓」
- 分類:マンサク科フウ属の落葉高木。
- 産地:中国中南部、台湾原産。(日本における分布:沖縄〜本州、亜熱帯〜温帯)
- 適地:肥沃な深層土を好む。(適する土壌:壌土)
- 生長:早い。成木すれば幹周り2〜3m、樹高20〜30mの大木となる。
- 性質:おおむね強健、萌芽力はあるが剪定を嫌う。
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- 「楓」〜由来と経過〜
- 「楓」はもともと日本には自生せず、中国・台湾が原産地。
- 中国では、宮殿(天子の住まいの屋敷)内にだけ植えられたという高貴な珍木・秘木。
- 1720年(享保5年)、八代将軍徳川吉宗がこの木の由緒を知って、中国(清)との通商を介し苗木3本を取り寄せ、次の3ヶ所に植樹。
- @ 将軍の居である 江戸城内
- A 家康を祀る 日光東照宮境内
- B 徳川家菩提寺の 上野寛永寺境内
- 注1) 江戸城内(現皇居吹上御所)の「楓」…巨木が現存している。
- 注2) 日光東照宮境内(東照宮奥の宮付近)の「楓」…年代は不詳であるが、幕末までに枯死。
- ”日光東照宮に血脈のつながる楓の子孫をもう一度”という「楓」再生計画が栃木県関係者の間で浮上。
- 昭和57年、昭和天皇がお口添えされ、皇居吹上御所の「楓の実」を日光東照宮に贈呈。
- 昭和58年、日光東照宮が「楓の実」の発芽・育成を栃木県林業センターに依頼。
- 栃木県林業センターは「楓」の実生研究に取り組み、苗木の育成に成功。
- 平成元年、「楓の苗木」を日光東照宮陽明門近くに1本記念植樹。また、同時期、栃木県林業センター構内に1本植樹。
- 平成9年10月8日、和歌山県が栃木県に「栃木県林業センター構内に成育中の楓」の譲り受けを申し込み、同年10月16日、公共機関に植樹することを条件に栃木県がこれを承認。
- 平成9年12月4日〜5日、和歌山県が栃木県の協力を得て、移植の前段階としての「根回し」を現地で実施。
- 平成10年11月21日、和歌山県が試験研究機関の林業センターに「楓の木(高さ9m)」を移植。