ジオサイト

2014年に日本ジオパークに認定された 「南紀熊野ジオパーク」の見どころであるジオサイトが 上富田には潜水橋をはじめ、8カ所あります。 なにげない風景に大地の長い活動と人々が育んだ智恵や 文化の足跡を感じる、そんな旅をしてみませんか。
 

救馬渓
救馬渓では、岩を利用して観音堂や神社が祀られています。ここは、2つの異なる地層の境目に位置しています。今は接しているこの地層は、成り立ちが違うとともに、約2,000万年もの時間差があります。
 

田中神社の森
富田川の支流岡川のそばにこんもりと茂る森が見えます。南方熊楠が名付けたオカフジで名高い田中神社の社叢です。すぐ横には大賀ハスのハス田もあります。
オカフジは森全体を覆っています。開花は5月上旬。
 

富田川の川替え跡
かつては暴れ川といわれた富田川。
一瀬王子周辺の市ノ瀬地区の富田川川床には、450年も前の河川改修の跡が残っています。
 

一瀬王子跡
熊野詣において、稲葉根王子で馬を捨て、最初に川を渡った場所が一ノ瀬であったといわれています。川から山を少し上った小高い位置にあります。
 

下鮎川の河岸段丘
富田川右岸の下鮎川地域には、小規模ですが典型的な河岸段丘が見られます。3段にわたる河岸段丘のうち最も広い段丘はていねいに耕作されています。
 

市ノ瀬の河岸段丘
最大幅が550m、長さ約1kmにわたる上富田町最大の河岸段丘です。地形を利用して造られたため池や、江戸時代の水路は今も灌漑に使われています。
 

彦五郎堤防
富田川右岸の長大な堤防です。かつては氾濫を繰り返した富田川の水を治めるために、自らすすんで堤防大改修の人柱になった彦五郎の伝説が残り、今もなお語り継がれています。
 

南紀熊野ジオパーク

ジオパークは日本語では「大地の公園」といわれます。南紀熊野ジオパークは、紀伊半島の南部地域にあり、プレートの沈み込みによって生み出された3種類の地質体とそれによって生み出された独特の景観や熊野信仰などの歴史・文化を体感できる場所です。エリアは上富田町をはじめ、新宮市、北山村、那智勝浦町、太地町、古座川町、串本町、すさみ町、白浜町の9市町村にまたがっています。

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更新日:2020年03月16日