メールマガジン2018年2月

 私事になりますが、昭和40年4月に上富田町職員に奉職して、平成9年10月まで勤め退職しました。その後、町長選挙に立候補して無投票当選し、平成10年2月に町長に就任しました。5期20年間を町長として勤めましたが、2月4日に任期満了により退任しました。この52年間、多くの皆さんからのご指導とご協力により、上富田町の地域づくりに取り組んでまいりました。誠にありがとうございました。又、このメールマガジンは、平成14年3月4日に第1号を発信し、今日まで続けました。拝読していただいたことも併せてお礼を申し上げます。

1 私の思い出の事業

 私は昭和40年に奉職し、建設課に配属され、その後、事務機構の変更で職名は変わりましたが、建設事業系の仕事を行い、昭和56年に建設課長、その後、企画課長、財政課長、企画財政課長、建設部長の仕事をしました。又、初代上富田町長の山本萬米氏、二代目の中山栄市氏、三代目の寺前好巳氏、四代目の山根好一氏に仕えました。歴代の町長は、上富田町の将来を見据えて多くの事業を行ってくれていますし、山本萬米氏は「上富田町には温泉は無いが、心の温泉がある。」と云って、町民が「心」ある町づくりに取り組む基本を示してくれています。私もこの精神を忘れることなく町政の運営に努めて参りました。

 多くの事業に参加しましたが、その一部の現在の写真です。岡川地区の無名の橋は、県職員の方の指導で私が初めて設計して架けた橋で、特別な思いがあります。

岡川地区の無名の橋

岡川地区の無名の橋

大芝地区の圃場整備

市ノ瀬大芝地区圃場整備事業

上富田町役場

上富田町役場

上富田文化会館、上富田福祉センター、保健センター

文化会館、福祉センター、保健センター

朝来小学校

朝来小学校

岡小学校体育館

岡小学校体育館

上富田浄化センター

浄化センター

南岸農業集落排水処理場

南岸農業集落排水処理場

スポーツセンター

スポーツセンター

スポーツサロン

スポーツサロン

2 上富田町の町づくり

 町長退任を決意したのは健康上の問題もありますが、新しい感覚で町行政を進めることが良いと判断し、新町長に任せることが一番だと考えました。上富田町は和歌山県内でも数少ない人口増加の町です。又、財政面や経済的な指標も以前に比較して改善されています。しかし、このような状況の中で、紀南地方の他市町村と行政の進め方が異なってきています。上富田町は市町村合併特例債と過疎債を発行することが出来ず、特に財政面で大きな違いがあり、行政格差が出てきました。そうした状況でも住民の方と民間企業の協力により、生活環境は年々整備され、人口増加の要因となっています。特に下水道事業は付近市町と比較しても進捗していますし、施設の耐震化も進んでいます。しかし、予測では将来的に人口が減少します。人口減少問題を早期に取り組む必要があります。その中で、最近は議論が少なくなっていますが、「道州制」の問題がまだ残っています。行政機構の改革で「道州制」へ変更した場合、和歌山県独自の振興対策が困難になると判断していますし、地域振興は遅れます。その一例として、今回の市町村合併で過疎地域はより一層過疎化が進んでいることから見ても判ります。人口減少問題を打開する一つの方法として、地方の農業や林業、水産業について、国や県が明治時代のように直営で加工場を建設し、地方の振興に取り組み、雇用の場を確保する必要があると考えています。しかし、この問題は現実には困難であると判断しています。そこで、市町村が地域内で民間企業の協力を得て企業立地を行い、雇用の機会を拡大することが必要ですし、雇用は地元だけでなく、都市部の方々も雇用する方法を導入することが大事です。都市の人が地方へ移住して、人口減少を少しでも少なくする施策が必要です。
 次に教育についてですが、教育も多くの課題があると思っています。例えば、都市部と地方や市町村間の財政力格差により、教育環境の整備についても格差が生じます。外国語取得やコンピュータ教育について、既に格差が現れてきています。又、コンピュータ機器の台数も十分ではありません。このようなことは、財政に関係無く、国で整備して欲しいものです。
 このように多くの課題がありますが、新しい町長を中心に、住民の方の協力を得て、上富田町が今以上に振興を図れることを期待しています。町長在職中の20年間のご支援、ご協力を重ねてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。

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総務政策課 財政・情報システムグループ

〒649-2192
和歌山県西牟婁郡上富田町朝来763番地
電話番号:0739-47-0550(代表) ファックス:0739-47-4005

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更新日:2018年02月04日