安藤直清書

トップ> 文化遺産


江戸時代 市ノ瀬地区 興禅寺


興禅寺に所在する知足庵・知足軒は、初代紀州藩主頼宣公のお声により、田辺の海蔵寺第四世・良遂和尚の隠棲所として、田辺領主第四代・安藤直清によって建立されました。そのときに、直清から知足軒と書いた直筆の額書が贈られ、さらに延宝6年(1678)、良遂老師の観音開眼供養の偈文に応じ、漢詩文を書いて納められたのがこの書で、知足庵の建立及び田辺領主安藤直清、 並びに良遂とのかかわりを知るための貴重な史料です。

安藤直清の書