学校紹介

　本校が立地する岡地区は、西牟婁郡上富田町の北部に位置し、桜の名所として知られる高畑山の麓に広がる、戸数543戸、人口1304人（令和5年3月31日現在）の地域です。また、地内を富田川の支流である岡川が縦貫しており、その周辺には農地が広がり、主として梅や柑橘を栽培している農業地域でもあります。

　また、地内を貫く道路は大塔・中辺路方面と田辺市街地を結ぶ幹線道路となっており、年々自動車の通行量が増加し、住宅地化も進んでいます。このように校区の様相が変化しつつありますが、地域の持つ温かみは今も変わらず、学校教育に対しても理解があり、多大な協力や支援を受けています。　　

　なお、地内には歴史や文化、自然に関わる遺産も多く、「待ち来つる八上の桜咲きにけり 荒くおろすな三栖の山風」と西行法師が詠った、熊野九十九王子のひとつ八上神社とその社叢、南方熊楠命名によるオカフジの田中神社、県指定無形文化財の岡の獅子舞、真砂幽泉作の紙本墨画竜虎図の普大寺等々、文化的風土の豊かな地域です。

　本校は教育目標を「自立と貢献―かしこく、やさしく、たくましい子どもを地域とともに育てる―」と定め、確かな学力を身につけ、心豊かに、健やかでたくましく子どもたちを育てていけるよう、保護者、地域のみなさんの大きな支援に支えられながら教育活動を進めています。合い言葉は「かしこく、やさしく、たくましい子どもを地域とともに育てる」です。